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INTERVIEW

現場が少しでも楽になり、工事に集中できるように。
サポートできることを増やしていきたいです。

建築本部 建築部 建築課 課長

N.N.

1998年度入社

インタビュー内容

現場と会社の橋渡し役として、
様々なサポート業務を行っています。

現在、私が所属しているのは、建築部建築課。現場で工事を進める施工管理職のサポートとして、あらゆる事務業務を担当しています。管理部の総務課・経理課が労務管理や給料計算など、会社全体に関わるような事務業務は担当しているのに対して、建築課の事務職の仕事は、建築現場のサポート業務に特化しているのが特徴です。

仕事内容は多岐に渡ります。例えば、現場から協力業者への発注を依頼された場合、注文書などの書類作成、業者への連絡・確認などを行います。そのほか、定期的に現場の進捗状況を確認する社内検査や安全パトロールの準備、月に1回、建築課全員が参加する定例オンライン会議の周知・運営など、現場と会社の橋渡役として、様々なサポート業務を行っているのです。近年は建設業界のIT化が進み、業務効率化を目的として、様々なシステムやWebサービスが導入されています。その導入支援なども、私たちの仕事です。

ERP(基幹業務)システムの構築プロジェクトに抜擢。
部署の垣根を飛び越えて、前例のないことに取り組みました。

資材発注量も多く、大きな金額が動く建設業では、発注から原価管理、支払いまでを一元管理するシステム構築は、極めて重要な経営課題です。今でこそDXという言葉を耳にするようになりましたが、合田工務店では2007年に、建設業に特化したERP(基幹業務)システムの構築プロジェクトが発足。経理課が属する管理部、営業部、東京本店と共に建築部を代表して私もプロジェクトメンバーに抜擢されました。

誰も使ったことがないERPシステムを、社内に浸透させることが役割。私自身、システム構築の経験がありませんでしたし、建築課の日常業務と並行してプロジェクトに取り組まなければならなかったため、とにかく時間がなく、体力的にも精神的にも追い込まれていきました。「もう無理、なんで私なの?」。何度そう思ったかわかりませんが、心の支えになったのは、部署の垣根を越えて共に取り組んでいるプロジェクトメンバーの面々。時には愚痴を言い合いながらも、お互いを励まし合っていました。

「業務が本当に楽になった。ありがとう!」
人の役にたつことにやりがいを感じています。

営業部が入力した受注金額がどのように反映され、現場で入力した原価と連動し、どのように利益を導き出していくのか。各部署の既存業務をシステムに反映し、何度となく検証を繰り返しました。しかし、苦労の末、完成させた業務マニュアルをもとに、現場所長に説明した際には、「よく分からないな。今までのほうが早いよ」と言われてしまう始末。試験的にシステムを稼働させた最初の月には、現場からの問い合わせ電話が殺到し、日常業務に手をつけれらない状態が続きました。

いま思えば、既存のやり方を大きく変えてしまうので、混乱があるのも当然です。会社の未来を見据えてこのERPシステムの導入を決定した経営陣は、あらためて各部署にプロジェクトの目的を共有し、想いをひとつにする発信を続けてくれました。実務を担当した私たちプロジェクトメンバーだけでなく、経営陣、そして現場の協力があったおかげで、約1年後にはERPシステムの本格稼働に辿り着きました。請求業務の効率化という成果と共に、「使い方に慣れれば、業務が本当に楽になった。ありがとう!」という現場の言葉に苦労が報われた気がしました。

これに限らず、事務職には現場や社内が円滑に進むための様々な業務があります。現場からの、「ありがとう」や「おかげで助かったよ」の言葉を何気ない場面で耳にすると、自分の仕事が役に立ったという実感がわき、また次を頑張ろうと思えます。

また、当時は建築部の事務が私一人でしたが、今は人数も増え、基幹システムのバージョンアッププロジェクトでは部下と一緒に取り組みました。課長職になった今、部下たちにも、このやりがいを実感してほしいとより強く思い、共に取り組んでいます。

香川日越友好協会の活動にも参加。
日本語教室の講師を務めることも。

合田工務店では多くのベトナム人が活躍しています。香川とベトナム間の相互理解を深めるため「NPO法人香川日越友好協会」も設立。月に2回、日曜日には日本語教室を開催しており、主に当社の社員が講師を担当。教材の内容を考えたり、私も講師として参加したりしています。

学生へのメッセージ

本社では「ももG」という女性の会を運営しています。男性比率が多い中、部署や職種を超えて、女性同士で愚痴や悩みを話したり、情報共有をして協力し合っています。
また、私自身、人との出会いに恵まれているなと思っています。長く働いていると、いろいろなことがありますが、そのたびに、上司、先輩、同期、後輩、周りの人に支えられ助けられてきました。皆さんにも、当社の個性豊かな面々に出会って欲しいです。

人と街の未来を創る
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